江波かおる さをり織展
2020 10.31(土)ー11.22(日)
12:00 - 17:00 水・木曜休み
毎週土曜日 作家在廊予定
江波かおるさんが日々織り続けた布は2000枚以上あります。多くの方にご覧いただきたくて、木らら庵で展示することになりました。それらの布には、ひとりで自由に外出することが難しい彼女の自由な発想と想像力が織り込まれています。彼女の織り続ける「暮らし」からは学ぶことが沢山あると感じています。
今回の展示は、見るだけではなく『さをり織り』体験をはじめ、布を使っていろいろ創作ができる場を設けています。
『森』が日々変化していくように『おるおるの森』もご来場いただいた皆様と共に日々、変化していきます。
一緒に創作いたしましょう!小さなお子様もご参加いただけます。
糸から布へ、そして人と人が繋がり、新たな出会いで世界が少しでも広がっていきますように!そんな思いの『おるおるつながるプロジェクト(仮称)』も徐々に始動しております。
コロナ感染防止対策をしていらしてください。予約制ではありませんが、人数が多い場合は外でお待ちいただく可能性があることをご了承ください。
<江波かおる プロフィール>
1963年生まれ。脳性麻痺と診断され、首のすわり、発語が遅かった。
鹿児島大学付属養護学校中学部、串木野養護学校高等部卒
(株)有村屋のさつまあげ製造工場に13年間勤務し、グループホーム「すみれホーム」から通勤する。
『さをり織り』創始者の城みさをさんの講演会が鹿児島であり、『さをり織り』に出会った母清子さんは、1995年に障害者の作業所《さをり工房うえーぶ》を創設し、かおるさんが織りはじめる。
1999年に山梨県石和町に転居。母と近所の女性たちで《さをり工房四季おりおり》が自宅の工房ではじまる。
2003年から社会福祉法人「ぎんが工房」に週2日(現在は3日)通い、施設の織り機の準備(経糸整経)やクッキーの型抜き作業もしている。
兄家族と一緒に自宅で暮らし、食事、入浴、睡眠以外のほぼすべての時間は織っている。糸の発注から経糸整経、仕上げの縮絨までの全工程をひとりで行う。
『さをり織り』は仕事でも趣味でもない、かけがえのない人生の習慣のようです。